長距離通学用自転車・指定校推薦を狙う自転車
●近年、学区指定がなくなったため静岡県内どこの高校でも行ける時代となりました。それに従い、居住場所の市町から隣の市町までロングライドでの自転車通学がかなり増えてきています。

当店のお客様の中でも、
・沼津市から伊豆中央、田方農業、三島高、三島北、日大三島、吉原商業、吉原工業 等
・清水町から韮山、沼津西、暁秀、沼津東、加藤学園、飛龍 等
への長距離を自転車で通っている高校生が多数います。

また電車併用の方も多数おられ、
・御殿場、裾野、から大岡駅まで電車で来て沼津東
・御殿場、裾野、富士から沼津駅まで電車で来て沼津西、加藤学園 等
へ通っている高校生もいます。その場合は沼津駅に自転車が夜駐輪したままとなります。この場合はイタズラによるパンクやサドルの盗難、自転車盗難を回避する手立てが必要となります。

- 長距離自転車通学をする理由 -
@電車・バスの待ち時間、乗り継ぎ時間がタイミングよく行っても相当な時間になるために、自転車であればその待ち時間内に学校や自宅にたどり着くことができる。
A電車・バスのタイムスケジュールを気にしなくても良いので、部活や通塾に余裕がでてくる。
B距離によりますが、電車・バスの交通費2,3か月分で高品質な自転車が簡単に購入できるほどの額になる。

●最近は私立高校を中心に指定校推薦、AO入試(アドミッションズ・オフィス入試)、公募制推薦、スポーツ推薦で大学へ進学するケースが多く、公立高校も沼津東や韮山等の進学校を除きその傾向が強くなってきています。その推薦枠を獲得するためには学力はもちろんですが、基本的で非常に重要な評価は「出席日数」です。一部私立では出席日数を生徒に確保させるために、病気やケガで病院に行くときに欠席して行くのではなく、朝、親御さんに車で送ってもらって学校へ来て出席し、外出扱いで病院へ行くということまでを高校側が指導するほどシビアな状況が実際あります。各大学から指定校推薦枠が3つ来ていたとすると、それを希望する生徒が20人出てきてしまえば、当然成績が並んだ場合、選択基準が日常の素行にきてしまうことは当然です。
 子供の数が減ったため数的には大学全入時代となったものの、実際には経営を気にしないと大学もやっていけない状況になっているため、ブランド力を維持・向上させるのにはやはり素行を含めた実力に見合わない生徒を大学は入学させることはできないのです。

●また昨今の就職難に関しても、出席率や遅刻の度合いをベースの部分で企業側に見られているの当然で、その上で能力や人間性を見られています。

●公共交通機関は遅れた場合、面倒ではありますが遅延証明書を発行してくれます。そのため遅刻したり、通学不能になっても学校は欠席扱いにしないという利点がありますが、自転車通学の場合は自己責任となりますので、故障で遅刻してもいいわけがたちません。そのため、故障時に助けに来てもらえるように量販店ではなく、アフターケアーをしっかりしてくれる自転車専門店で購入した方が良いというお考えの親御さんがいることは当然のことです。しかしアフターケアーは当たり前のこととして、一つ考えて見ていただきたいのは、

●パンクや故障で走れなくなって自転車屋さんに連絡しても、来てくれるのには必ず時間がある程度かかるということです。たとえ15分で来てくれたとしても朝の15分の遅れは確実に遅刻を意味します。またその場で修理するにしてもさらに時間がかかるわけです。それでは意味がない。また影に隠れているいる部分として、立ち往生したときは本人も連絡を受けた親御さんも「苦労」をするということです。寒い中ずっと立っていなければいけないとか、自転車を引きずって疲れるとか、気があせるとか・・・。親御さんの出勤にも影響が出てきてしまうことがしばしば。

●また、自転車屋さんも人間です。カゼをひいていたり、トイレに入っていたり、車が故障していたり、道路が渋滞だったりするわけです。要は「電話一本即参上」とうたっている自転車屋さんだって、当事者の思いどおりにたどり着けないないのが本当のところだと思うのです。

●そこでパンクしないようにする、その他故障が発生しても学校までは自力で極力たどり着けるようにする。修理は後でゆっくりやれば良い。とういう発想を当店はし、オリジナル補償システムというものを考案しました。これを平成13年から始めてから平成18年に現在の形に落ち着きましたが、この考え方に賛同していただける親御さんのもと、毎年コンスタントに40人程度の生徒さんがメンバーになっています。